エクスロンが提供する工業用X線透視(DR)装置とコンピュータ断層検査(CT)装置は、自転車部品の検査において新たな標準を打ち立てています。炭素素材で製造された部品は、他とは異なる基準で安全性を検査する必要があります。一般的に、次の項目が検査されます。
異物混入や亀裂などの欠陥がないか、開発プロセスと製造プロセスでチェックを行います。精細画像の取得にはHDR(Highly Dynamic Radiography)、欠陥分析にはCTが使用されます。
検査対象となる部品には、次のようなものがあります。
- フロントフォーク
- フレーム
- 炭素素材のシートチューブ
X線検査には、現物とCADとを比較する事により、開発にかかる期間を短縮できるというメリットもあります。X線透視検査とCT検査の導入は、保証の充実や破損分析といったエンドユーザーニーズへの対応を可能にし、新たなビジネスチャンスをもたらします。DR(デジタルラディオグラフィ)は、プロの自転車競技での不正防止にも役立っています。