YXLON MU2000-D
鋳造部品に適した工業用X線透視装置
YXLON MU2000-Dは、優れた堅牢性を備える工業用X透視検査およびCT検査装置であり、鋳造、研究開発機関、研究所や大学をはじめとする教育機関などでの幅広いアプリケーションに対応します。デジタルフラットパネルディテクターとHDR(High Dynamic Radioscopy)を搭載することで、鮮明な画像を生成します。
機能
MU2000-Dは、研究開発時のみならず鋳造部品を大量生産する際の検査にも大変適しています。その堅牢性が高く評価され、大手グローバル企業、中小規模企業、世界的な自動車メーカーなど、様々な規模の企業に採用されています。
MU2000-Dは、鋳造部品の欠陥検出をサポートします。
- アルミキャスト(エンジンブロック、シリンダー、シリンダーヘッド、ピストン、ナックル)
- 各種タービンブレード
- ホイールとタイヤ
- 繊維強化素材
- セラミック
- 3D印刷物
抜群の画像品質を実現しているのが、デジタルフラットパネルディテクターアレイとYXLON HDR-Inspectソフトウェアです。HDR(Highly Dynamic Radioscopy)テクノロジーは、並外れた高精細画像の生成を可能にします。材厚が変化する部分も鮮明に画像表示できるので、欠陥の深さを視覚的に確認する事ができます。
MU2000-Dでは直感的なユーザーインタフェースを採用し、専門知識のないオペレーターでも簡単に操作できるように設計されています。これは、CTオプションでも同様です。CT分析ステーションには、業界トップのボリュームグラフィックス社が提供するVGStudioが搭載されています。CTスキャンの3D再構成機能により、鋳造について更に詳細な欠陥情報を取得できます。MU2000にHDRとCTオプションを追加してアップグレードすれば、このような優れた機能を活用できます。
MU2000-Dは、将来のニーズにも的確に対応できる装置です。MU2000-Dで生成されたデータは、機械学習、ビッグデータ、モノのインターネット、マシン間コミュニケーションをはじめとする先端分野で活用できます。また、安全にかかわる重要な部品の品質検査を目的に、ASTM規格などの業界標準や自動車メーカー各社の要件に準拠しています。